2011年8月22日 (月)

王子さまと呼ばれた日 平城京天平祭☆夏 光の行列に参加して

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平城京天平祭☆夏 「光の天平行列」に参加してきました。

8月20日(土)は、昼過ぎから激しい雨が降り、中止かと思っていたら、なんとか雨もやみ無事催行決定。

申込みのさい、女官、男性貴族、白丁の中から選べたのですが、女官は身長160センチ以下という決まり。162センチの私は、男性貴族で申し込みました。
現地に行ってみて、あれ、私と同じような身長の女官さん結構いる。正直に申告することなかったのかなあ。
といっても、男装も、なかなかできない経験だしね。

着替えてみて、やはりこの衣装は、おしりの大きい女性が来ても、やっぱり決まらない。宝塚の男役のような方なら別ですが、背の高い男性が着てこそですね。

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男性グループと女性グループは、別々のスタート地点から出発。
男性グループは、朝堂院基壇から出発。
7時の出発前、待機している様子。
遠くにライトアップされた大極殿が美しい。

いよいよ行列がスタート。男性貴族なので華やかさはなく、観光客の姿はほとんどないなあ。しかも、雨もしとしと降ってきた。大極殿の近くまで来ると、雨もやんできてほっ。
女性グループの行列と出会って、男女ペアになって、大極殿にしずしずと入っていきます。

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「おおおおっ、ふわあ、きれい…」。ペアになった女官役の人と、思わず顔を見合わせてつぶやいてしまいました。ライトアップされた大極殿前に広がる燈花会。これは…!! 規模は小さいけれど、奈良の燈花会にも勝るとも劣らない美しさ。
その中を、LEDの電飾をつけた行列が歩いていくのですから、これは客観的にみると、恐らく美しいに違いない。

多くのフラッシュを浴びながら歩いていると、小さい女の子が、「お姫さま、バイバイ、王子さま、バイバイ」って声をかけて手を振ってくれた。王子さまって私のこと???? なんと、かわいいことを言ってくれるんだろう。感激。

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←行列が終わり、終点近くで撮影

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本物の月はど~れだ? 正解。どれも違います。

.去年の1300年祭が終わったからか、あまりにも観光客の少ない、寂しい祭でした。お天気が悪かったのもあるけれど、結構きれいで楽しめるのに、本当にもったいない。

GWの天平行列のときも思ったが、奈良のイベントは、どうしてこうも、人が少ないのだ? 今回の平城京天平祭☆夏は、奈良限定の情報誌にさえ、祭のスケジュールが載っていなくて驚いた。何か理由があるのかしら? もっと規模の小さい灯りのイベントでさえ載っているのに…。

委員会のボランティアの方は、とても熱心でよくしていただいて感謝。皆さんのおかげで、楽しい思い出が作れました。
とある参加者が、「自分が歩いているところを撮ってほしい」という、無理難題な要求をして、ボランティアの女性にカメラを渡していたのだが、あまりの度厚かましいお願いに、とまどいながらも一生懸命こたえてあげていたけど…、断ってもいいのに…。

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Tシャツがとてもかわいくて、これを販売して運営費にあてればいいのになあ。

ピンクは中心メンバーが着る色、水色は、去年のTシャツ、今年緑色なんだうです。

大勢の人が力を合わせて作り上げた祭りなので、来年はもっと多くの観光客にぜひ見ていただきたいものです。奈良燈花会のように人も多くなく、結構穴場ですよ。でも、確かに華やかさはないし、平城京跡公園は、ほかに何もないから、なかなか足を伸ばしにくいかなあ。

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平城京跡公園に鹿はいませんが、立ち入り禁止の柵には、こんな鹿がいます

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最後にまたまた、ハート

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2011年8月15日 (月)

奈良燈花会 ハートがいっぱい

8月13日は、確か流星群が見えるはずだったのに、あまりの月の明るさに星がひとつも見えなかった。

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なら燈花会のスタートは午後7時。今の季節は、まだまだ明るい。ボランティアの方が熱心に、チャッカマンでろうそくに灯りをともしていく。

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真っ暗になってからのほうがきれいかもしれませんが、赤く染まった空が紫色から漆黒に変わる中、だんだんとろうそくが輝きを増していくのを見るのも素敵です。

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.今年のなら燈花会はハートがいっぱいでした。
春日野園地のハートたち。

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.ちょっと小高い丘には、どうやら鹿の顔らしい花時計ならぬ光時計が作られていました。ここから見ると、遠くに夕闇に浮かぶ東大寺が見えて幻想的な雰囲気でしたよ。

来週の20日は、平城京跡公園で、夜の天平行列があり、またまた私も参加させていただきます。

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自由人 奈良の鹿

8月14日まで開催されていた奈良燈花会に土曜日行ってきました。そこで、かわいい鹿たちの自由な行動も見てきましたよ。

その1

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遺跡発掘中の現場に、鹿が2匹、ゆうゆうと歩いている。どうやってはいったんだろう。
ちょっとおかしなフリガナのふられた看板に、「立入禁止」ってあるでしょ?

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そうかと思うと、興福寺の工事中現場にも、「侵入しますと警報ブザーで警察署に通報されます」と書かれているにもかかわらず、悠然と大鹿が闊歩していた。まあ、文字読めないもんね。この子も、どうやって入ったの?

.その2

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夏の鹿は、かわいい斑点が出ていて、角もしっかりあるので、とても見栄えがいい。
興福寺前では、五重塔の鹿というナイスな写真がとても簡単に撮れるので、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

興福寺前で、明かりがともされるんですけど、今年は、「和」という文字を浮かび上がらせるらしい。一生懸命ボランティアの方が、ろうそくに灯をつけていると…。

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いたずら好きな鹿が、虎視眈々(鹿だけど)と狙っている(写真左)。

あ!せっかく並べたろうそくを倒して、水を飲んでる!(右)

それを見つけた写真左奥にいたボランティアの青年が、もんのすごい勢いで走り寄ってきて、鹿をけちらした。
その後も、何度も何度も、追っ払われていたけれど、隙あらば鹿がろうそくを倒そうとしていておかしかったなあ。

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2011年6月13日 (月)

今年の藤は去年の半分くらいの咲き具合でした 万葉植物園

久しぶりにブログ再開。震災直後は、会社周辺のあたらしいランチの店を書くというのもどうかと思い…というより、ただ面倒くさくて、なかなか書けずにいたというだけかも…。

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さてさて、GW真っ最中、5月2日に会社を休んで奈良に行ってきました。随分古い話ですが、例年ならば万葉植物園の藤が見ごろを迎えているころなのに、今年はちょっと以上気候で、まだ咲きはじめ。

しかも、昨年の夏の異常な暑さと、今年の春の寒さで、藤の数も、かなり少ないらしい。でも、やはり藤は上品で美しい花ですね。

万葉植物園の窓口では、「藤はまだ見ごろじゃないですが、いいですか、そのかわり、緑色の桜が咲いていますよ」と必死で来場者に説明してはった。あまりお客さんが入っていないのか呼び込みまでされていましたよ。

写真左は、園内で緑色の桜を説明する職員の方、右は、黄色い椿

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そのころ、まだまだ「自粛」ということで、レジャーやら楽しみごとは控えるような傾向が強かったにもかかわらず…。
GWの平日とはいえ、奈良まちで、ガイドブックに載っているような食べ物やさんは、のきなみ並んでいて入れず。奈良でさえこんななんだから、京都とか、どんなに人が多いことやら。

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ま、とりあえずランチをする前に、「茶の湯」に行ってみた。

あら、誰もいない。私一人貸切状態ですよ。ドリンクと足湯をオーダー。あれれ、以前は時間制限がなかった(桶のお湯がいっぱいになるまで)のに、90分制になっていましたよ。以前の記事↓

http://mikibon.tea-nifty.com/miki/2009/08/post-3885.html

新緑の中に、毛が生え変え始めたバンビたちが昼寝していました。

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2011年5月 5日 (木)

去年はニコちゃん大王、今年はミイです 天平行列

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4月29日、見事に晴れ渡り、平城京天平祭の天平行列が行われました。今年は、暑いどころか、むしろ風が吹くと寒いくらいで、ちょうどよかったですよ。写真は、行列の出発点・朱雀門前で待機している模様です。

参加者は300人弱くらい? 去年と違って今年は、「女官」「庶民」(家族で参加の人対象)「男性貴族」「兵隊」「子供貴族」など、衣装を希望できるのです。昨年のように、女官の衣装を着たかったのに庶民で残念な思いをする人もいない…はずでした。とはいえ、女官の中でも、時代によって衣装が違うため、ちょっと不平を言う人もいましたが…。

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.ミキボンは、奈良時代初期、女性の元正天皇の女官に扮しました。高貴な方のお顔を隠すための「さしば」も持たせていただきました。
去年は、「ニコちゃん大王」になったミキボンは、今年、「リトルミイ」(ムーミンにでてくるスナフキンの姉)です。この髪形で映画館やコンサートに行ったら後ろの人に非常にめいわくですね。
この髪は、カチューシャになっています。

一人一人、丁寧に美容師さんが髪の毛をセットしてくれたんですよ。衣装も、一人一人の名前が書いてあり、いいものにしようと、この行列のために、大勢の方が準備をしてくれているんだと思いましたよ。

参加者同士で話をしていると、中には名古屋から来ている人もいました。「名古屋では誰も知らないけど、このお祭りは、奈良では、宣伝されているんですか?」と聞かれて、奈良県民は、「うーん。まあ、近鉄の駅にはチラシが置かれているけど、ほとんどの人は知らないね」「うんうん、知らない知らない」
行列が始まっても、見物されている方は、そんなに多くはなかったです。

これから、もっと知られるようになるといいですね。

写真下は、市役所で着替えて、行列スタート地点まで移動する参加者たち。関係者らしき、天皇陛下役の男性も徒歩移動です。

他県ナンバーの車からは、手を振る人もいましたが、奈良市民は、ごく当たり前のように、見てみないふりでした。

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当日、同じグループになった女性と、写真を撮り合っていて、「よかったらあとから画像送りますよ、あとからアドレス教えてくださいね」と言っていたのですが、結局アドレスを聞かずじまいでした。

着替えが終わったら、その方を見失ってしまったので、帰り際、市役所の玄関で30分くらい待っていたんですけど、先に帰られてしまったのかなあ。うーん。やはり、知らない人にアドレスを教えるのは抵抗があった??

 

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2011年4月20日 (水)

2011年天平行列説明会 赤い靴騒動勃発

さっぶ~~っっい。4月も下旬に入ったというのに、この寒さは何ですか???

去年、平城遷都祭 『1300人の天平行列』で、「ニコちゃん大王」になって平城宮跡を歩いてから、早一年。「今年も天平行列に参加しませんか」と実行委員会からお知らせメールをいただきました。毎年ゴールデンウィークに実施していた『平城遷都祭』が、今年から『平城京天平祭(へいじょうきょうてんぴょうさい)』と名称を改めて開催されるのだそうです。

昨年はとても楽しくていい思い出になりました。でも、実は、非常に暑くてしんどくて、しかも、説明会で3回も奈良まで行かないといけなかったことから、今年は参加しないつもりでした。

そして3月11日の地震…。ああ、きっとイベントも中止だろうなあ…と思っていたら、またまた実行委員会からメールをいただいたんです。

今年は、被災された方々を応援するために開催することになりました。心をひとつに『がんばろう 日本』 奈良から元気を贈ります。

僧侶と一緒に、犠牲者への追悼と安寧を願って、祈りのメッセージを送るんだそうです。
そっか…。さまざまなイベントが中止される中、結構悩まれたんでじょうが、そういうことならぜひ参加したい!! と申込みました。

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さてさて、4月17日、天気のいい週末、奈良で説明会があったので行ってきましたよ。昨年は、説明会の質疑応答では「ええー??」と驚くような質問が飛び出て大変だったけど、きっと今年はそんなことないよね? しかも、今回は、自分の好きな衣装が選べて、団体参加者枠というのもあったので、もめないのかと思っていたら…。
やっぱり、人数が多かろうが少なかろうが、一緒だね

とある年配の男性は、「団体で申し込んだのに、グループが別々なのは困るんですよ。ビデオに撮るつもりなのに」と憤慨されていました。実行委員会の方も困惑ぎみに「団体の人用には、専用の申込みがあったはずですが…」「そんなんなかった」「……」。いやいや、書いてあったったはずですよ。

そうかと思うと、声が大きい年配の女性が、かみついた。女官に扮する女性の靴は、実行委員会が、赤い靴(スクールシューズを赤く染めたものだそうです)を用意してくれるそうなんですが、サイズがない場合とかがあるので、もしあれば、かかとのない、赤いパンプスを用意してほしいとお願いがありました。
それに対して、「この歳になって、赤い靴なんか履けない」(じゃあ、女官のコスプレして歩くのは平気なんだ?)「長い距離を歩くんだから、合わない靴で歩きたくない、いつもはいている、自分の、この靴で参加したい」と、大騒ぎ…。実行委員会の方も、「もうええよ」とむっとされていました。周りの同年代っぽい女性は、「よくぞ、おっしゃってくださいました」と拍手してましたけど…。

ふうー。この人と同じグループになりませんように…。

なるべく、統一感のある、いい行列にしたいという願いも、仕事でない限りは、一般の人には通じないですね。

行列は、4月29日。暑くならないように祈ります。

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奈良の空は広い。

第一次大極殿の中に、初めて入りました。こんなんだったんですね。

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2011年4月18日 (月)

甘樫の丘の頂上に観光バス3台分の女子高生が!

奈良の平地は、先週が桜の見ごろでした。本日は、吉野の上千本が見ごろだったようです。
今年は、家の近所以外は、全く花を見に出かけることもなく、寂しいなあ。造幣局の通り抜けも、今年は午後5時まで。夜桜のライトアップはないで、残念です。

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先週撮った、近所の桜です。
花筏が、白い龍のように川を泳いでいました。

川が鏡のようになって桜が倍楽しめます

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毎年同じ写真になりますが、明日香村の石舞台。ちょうど見ごろでした。菜の花もきれいです。

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レンゲは、ちょろっと咲いているのもありますが、まだまだ。今月末くらいにいっぱい咲くと思います。

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甘樫の丘に久々に登ってみました。ここは、丘のてっぺんに桜がニョキニョキって数本あって、見晴がいいんですよ。二上山、畝傍山、耳成山がきれいに見えます。
頂上についてびっくり。ぎっしりと高校生の修学旅行生が観光バス3台分。よう、こんな狭いスペースに人がおったなあというくらいいました。

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2010年11月23日 (火)

青鬼さんこんにちは。秋の吉野は静かです

関西でも紅葉が見頃になってきました。京都は、11月だけで700万人もの人がやってくるそうで、この季節の名だたる観光地は、まるでバーゲン会場かって状態ですね。

その点、奈良は紅葉っていっても、そんなに人が押し寄せることもないです。奈良に紅葉を見に行こうってことにはならないらしい。

秋の吉野山は、それはもう静かですよー。サクラの季節の喧騒がうそみたい。紅葉は、あまり期待しないでー。サクラが多いので、華やかさはないかなあ。山全体が赤・黄の錦の衣をはおったように…もならない…。

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小春日和だった20日、金峯山寺に出かけてきました。12月9日まで、金剛蔵王権現像の百日特別ご開帳が行われているのです。平城遷都1300年記念で、6年ぶりの長期ご開帳。

「くわっ」と目を見開いた青鬼さんは、前から一度拝みたかったのですが、やっぱり吉野まで行く機会もそうそうなくて、今に至る…。

そうだ、青鬼さんに会いに行こう」と思い立ったときにいかないと、次の機会はない! 思い立ったのが1時、夕方までには帰りたいので、まさに「でん」ついて帰ってきました。サクラの季節とは違って、電車も少ないけれど、電車はガラガラでした。

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近鉄吉野山からケーブル乗り場へ。このあたりだけは、モミジがきれいだ。ケーブルから見た山肌。でも、茶色っぽい。

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さて、金峯山寺の特別拝観料は、なんと100O円。結構高いなあ。
本堂では、僧侶がマイクを使って、おもしろおかしく参拝者にトークを繰り広げています。石垣をちょっと補修するにも1億円かかります、と叫び、ぜひご寄進をと絶叫している。本も買ってね、グッズも買ってね、と必死な様子。大変だなあ。

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まるでコンサート会場入り口のように、若い僧侶が、パンフレットの入ったビニール袋と、靴入れを配っています。
ビニール袋の中には、500円で売られている護摩木が入っていて、入り口で名前と願い事を書くことになっています。
護摩木の一部が、プラモデルの部品のように、パチンとはずれて、写真のようなストラップになります。

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エコバッグのような靴入れは、持ち帰りOKなので、奥様たちに好評? 「これにお菓子いれて、バス旅行行こなあ」とうれしそうに話している奥様たちがいた。お寺のマーク入りなので、ありがたい、ありがたい。1000円といえども、グッズ付きなので、結構お得なのであーる。

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帰りは、ケーブルを使わずに歩いて下山。ケーブル乗り場には、モミジの葉っぱの道ができていました。

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吉野からの帰り道、近鉄電車に乗っていたら、JRと乗り入れている「吉野口」駅の構内に、「運休のお知らせ」という案内を見かけた。桜井線(愛称が万葉まほろば線という、照れくさい名前)が12月12日運休というのだが、それが、おおむね朝から夕方まで丸々一日保守工事のため運休しまーす。代行バスはありませーん。皆さん、ほかの交通手段を使ってくださーい。って内容だった。
電車が、昼まっから運休するなんて、初めて見た。そんなことあるんだ。都心では考えられないわね。
まあ、桜井線なら、回りをいくらでも近鉄が走っているから、全く困らないのかもしれないけど、知らないでその日駅に行ったらびっくりするだろうなあ

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2010年11月 8日 (月)

正倉院展は夕方からが狙い目ですよ

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今年も、正倉院展の季節がやってまいりましたよー。今年、第62回正倉院展は、「螺鈿紫檀五弦琵琶」が19年ぶりに出陣されるとあって、何年ぶりかで見に行ってきました。
「ガイドブックに書かれない奈良」とカテゴリーなのに、正倉院展って、めちゃくちゃガイドブックに書かれているイベントですなあ。

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正倉院展というと、とにかく「並ぶ」というイメージがあります。そこで、半休がとれた平日の11月2日に、「オータムレイトチケット」をねらって行ってきました。休日は、1時間くらい並ぶ正倉院展も、夕方からなら比較的は入りやすいのです。
特に、平日なら午後4時30分から、金・土・日曜、祝日は5時30分から、販売される「オータムレイトチケット」は、入場料通常1000円のところ、700円とお得っ。

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しかも、記念品として、こんなしおりがいただけます。

4時半前には、オータムレイトチケットを購入した人が行列を作っていますが、時間がくると、ほとんど待つこともなく、すっすっと入れます。3時間も4時間も、じっくり見るのだーという人には不向きですけど、私のように、正直琵琶だけ見ればいいねん、っていう人にはぴったりなチケット。

中に入ると、琵琶を間近で見るために、長い行列ができています。でも、少し離れていてもいいなら、別に並ばなくても見ることはできますよ。
と、ちょっと宣伝みたいになりました。

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2010年11月 2日 (火)

これからもっと注目されるといいな…橿原市今井町

橿原市今井町といっても、県外の人にはほとんど知られていないかもしれませんね。最近少~し訪れる人も増えてきました。

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どういう町かというと、室町時代末期、寺内町として成立したそうです。江戸時代中期には、幕府天領の自治都市(知らんかった)として栄え、海の堺、陸の今井と言われていたんですって。室町時代の区割り・地割や江戸時代の建物も残り、平成5年には、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、行政と住民の協力で保存整備が重ねられました…というのが、よく市の観光案内に書いている内容です。

この町の歴史的重要性に注目されたのは、ここ数年のことだと感じます。だって、ごく普通に人々が生活をしている町で、古い建物が密集しているなあ、ぐらいに自転車で通りがかっていましたよ。ここ数年は、わざわざ見学に来る年配のグループもたまに見かけます。しかも、最近では、町家カフェがぽつぽつできて、大変失礼ながら、プチならまち化してきています。週末だけオープンする雑貨屋とか、こだわりスイーツの店とかもオープンしてきて、SAVIさんなんかにも掲載されていてびっくり。テレビCMのロケ地にも使われました。

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10月はじめ、久しぶりに自転車に乗って、今井町に出かけました。目的は、現代美術同時多発展「奈良アートプロム2010」(NAP)。奈良市内のみならず、けいはんな地区、生駒、安堵町、御所市、今井町でもにも会場があると知り、それならばと見に行ったのです。
今まで年配の人の多い今井町に、若い女性やカップル、アーティストっぽい若者がそぞろ歩く姿は、新鮮。「ここは堀江? なわけないか…」。いつも自転車で通過するだけの町なので、じっくりと民家の中を見る機会もありませんでしたが、今回、民宿の中とか、通常は公開していないだろう民家の中も見られてよかったですよ。欄間とか、階段にほどこされた彫り物とか、年代もののタンスなど、今でも現役で使われている道具や建物に興味しんしん。
おうちの中の写真は、ちょっと遠慮したのでないのですが、秋の雲がきれいだったー。

まだまだ知らない人も多い穴場的スポットですね。でも、近所の者からすると、わざわざ遠方から来てもどうだろう、楽しいかなあ、なんて思ってしまいます。観光客同士が、「ああ、またお会いしましたね」「どうもー。あそこでお蕎麦食べてきましたよー」なんて、話あっている姿も見かけました。小さい集落なので、そういったふれあいもあるんですね。

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