おもしろ人間図鑑 さおりん
みきぼんの勤めている会社には、手前ミソですが美人さんが多い。その中の一人、営業の「さおりん」は、透き通るような白い肌、大きな目、しゃべらなければ、初めて会った男性はぽーっとなってしまうくらい正統派の美人さんだ。違うフロアの男性社員からも、「一緒に食事したい」「飲みに誘いたいんだけど」という声をよく聞く。大先輩中年社員から「映画の話をしよう」と何回も誘われて断れないさおりんのために、みきぼんが保護者として付いていったこともあるよ。
でも、さおりんのいいところは、全く自分のかわいさには気づいていないところだ。声は酒やけだし、おやじギャグを連発するし。
先日、そのさおりんが、「ちょっと見てもらっていいですか」ととあるノートを取り出した。なんでも、「ゆるい」喫茶店巡り帳を付けはじめたらしい。営業先で、見るからに、場末ですさんだムード漂う「純喫茶」に行っては、その感想とイラストを、その場でノートに書き留めるんだそうだ。許可をとって写真を撮らせてもらった。
「鳳(JR阪和線のあまりぱっとしない堺市内の駅)は、ゆるい喫茶の宝庫なんすよ」と、満面の笑顔で見せてくれた。中身を紹介できないのが残念だが、夕刊フジ調のおやじっぽい文体で、「やられた感」「ゆるい度」をしたためている。
厳しい営業で、倒れそうなほど忙しい毎日でも、自分なりの楽しみを見つけて仕事をするさおりんを、見習いたいと思う。一日の大半を仕事してるんだから、せっかくなら楽しんでしまおう…ということだな。
この日記のカテゴリーは、一応「カフェ巡り」にしておいた
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