2009年9月 6日 (日)

夏の思い出  出石編 永楽歌舞伎と手乗りバト

8月6日は、出石の永楽館の歌舞伎を見に行く。

Photo Photo_2 Photo_3 出石には、電車が通っていないので、八鹿駅からのんびりバスで出石に到着。バス停留所で、手にハトを乗せているおじさんに遭遇。手乗りバトだあ。食い入るように見ていると、「やってみる」と誘われて、カッパエビセンをハトにやってみると、手に乗ってくれた。いてててて。必死で写真も撮ったけど、ハトがカメラ目線で愛想がいい。

Img_4437 Img_4442 明治34年に開館し、歌舞伎や新派劇、寄席、活動写真など但馬の大衆文化の中心として栄えた永楽館が、平成20年に大改修を終えてよみがえりました。明治期に残る芝居小屋としては近畿地方に現存する唯一のものです、とパンフレットには書いてありました。
雰囲気ある小屋で見る歌舞伎は、役者さんの息遣いまで感じられそうだ。
永楽館の感想は、きれいすぎる。トイレもきれいでいいんだけど、もっと情緒のある「小屋」風を想像していたので、ちょっとがっかり。

Img_4452 Img_4456 出石といえば、やはり皿そばでしょう。店によって、味は違うらしいのだが、グルメマップを参考にして、「本わさび使用」の「官兵衛」さんに入る。

Img_4457 その後は、「とちもちぜんざい」に引かれて、はす向かいの「大門」さんへ。しかし! 恐れていた通り、「ぜんざい」は原則冬だけのメニューらしいのだが、「食べたい」という私たちのわがままをお店の人が、厨房に伝えてくれた。すると、「え? ほんまですか、がんばります」と厨房から聞こえてきた。

Photo_4 この「ぜんざいを作ってくれた人はこちら。店自慢のかりんとうをサービスにくれて、私たちに「誰のファンですか」と声をかけてきてくれた。「まあ、特に…、しいて言えば○○さんかなあ」「中村翫雀さん、どうですか」「どうって言われても…」。なんでも、去年の?落とし公演のときに、初めて中村翫雀さんが、この店にふらりとやってこられて、それ以来、よくそばを食べに来られるそうだ。「普段は、失礼ながら、普通のおじさんなんで、全然わからなかったんですよ。そしたら、店のほかのもんが、中村翫雀さんやって言うもんやから、サインもらって写真撮ってもうたんですわ」と、自慢げに見せてくれた。今年は、息子の壱太郎さんと一緒に、そばを食べにきてはるそうです。
「永楽館ができたおかげで、今まで出石に来たことのなかった人が来てくれるようになりましたよ。これを機会に、出石にもっと知られたら」と、何回も言ってるんだろうなあ、スラスラと、優等生的なコメントを述べておられた。かりんとうは、ものすごくおいしかったので、お土産に買ってかえりました。

Image823 Photo_5 この店は、よーく見ると、突っ込みどころが満載。「こいのエサ自動販売機」。自動っていうか、勝手に取って、お金を箱にいれていく仕組みなだけなんだけど…。壁のメニュー表に、「ぬれせんべい」「わらび餅」などに並んで「そばがら100円」と普通にあるので、食べ物かと思っていたら、枕に入っている、あのそばがらでした。肥料にしてもいいし、枕にしてもいいからと100円ならもらおうかなと思ったら「今日は3個残ってます」と、そばがらを見せられてびっくり仰天。こんな大きいのん持って帰れません。「無料でもいいですよ」といわれたけど、無理。

出石は、コンパクトに見所が詰まって、おそばもおいしいし、大阪からも日帰りでこんなに楽しめるとは思わなかった。Photo_6 Img_4449

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2009年6月14日 (日)

わずかな時間出現する鏡の世界

Img_3943_2 Img_3944 Image691 6月に入って、鏡の世界が出現した。
田んぼには水が張られ、苗が美しく植えられている。しばらくの間、鏡の世界へと変わり、山や木々、朝日や夕日が鏡に映し出される。でも、この美しい風景もわずか。すぐに苗は大きくなって鏡は消失するのです。今だけしか見られない、この時期の風景、好きなんですよ。

晴れている日は、夕日が田んぼの一つ一つに映ってきれいなんだけど。久々に自転車で明日香村に出かけて、棚田を見る。Img_3950 Img_3949

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Image694 Img_3956 帰り道、甘い香りに誘われると、そこはイチゴ狩のハウス。横に、「1パック200円」と貼紙。もうシーズンも終わりで、最後のイチゴらしい。「午後2時以降に摘み取りました」って貼紙があって、農家の女性がパックを並べているところだった。なんとあすかルビーですよ。その女性がおまけしてくれて、それでなくても山盛りなのに、2パック分ぐらいにしてくれた。

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2009年6月 1日 (月)

シネシヌーヴォのある街・九条

Img_3884 シネヌーヴォに映画を見に行く前、九条の町をぷらり歩いてみた。あえて下調べもせずに、行き当たりばったりで、おもろい物探そうというわけだが…。
私は、どんな普通の町でも、おもろい看板とか、不思議な店とか建物を発見できる才能があると思い上がっていたが、九条の町は、ちょっと苦戦。九条下町ツアー事務局 が主催で、九条下町おもしろウオークが年に何回か行われているので、下町情緒たっぷりの街かなあと思ったが、私の歩いた周辺よりも、地下鉄九条駅の西側のほうが、散策はおもしろいようだ。また機会があればリベンジするぞ。

Image6621 Image6631 Image6611 地下鉄九条駅から東側に延びるナインモール九条商店街は、やたらと安い服屋さんが多いが、あまりおもしろみのない商店街だった。通りも広くてこぎれいだけど人通りも少ない。一応京セラドームから近いので、オリックスバファローズを応援しているようだ。フルーツ屋さんの店先には、犬の張りぼて?に応援のハッピを着せたり、ある定食屋さんでは、さりげなく、オリックス応援メニューを出したりしているが、どうも盛り上がってないような…。商店街を千代崎方面にずっと歩くと、こんなミロ作のような派手な建物に遭遇。Img_3888

Img_3882 Img_3887_6 大通りはあきらめて、裏通りをぷらぷらすることに。
そのナインモールの西側に平行してある「千日通り商店街」は、商店街というよりも、飲み屋さん街。見事なほど、スナックだらけだ。きっと、ママさん1人で切り盛りしているような小さい店が多いんだろうな。やたらと、コインランドリーが多い町だ。
住宅地とスナックが入り混じる街を歩いていると、玄関にブドウ棚が見事な家を発見。おおっ。見事に大きな実がなっている。その家の窓枠までブドウだ。どうやら植木の会社を経営しているお宅のようだった。

Image660 Img_3890_2 シネヌーヴォは、そんな街の中にある。こんなスナックだらけの中にあって、ちょっと異質なんだけど、ところどころに案内看板が出ていて、初めて来る人が「こんなところに映画館が? 道間違ったのでは」と不安にならないように工夫している。

Img_3880 Img_3881 今回、わざわざシネヌーヴォまできた理由は、寺山修司27回忌記念映画祭「幻想と詩とエロチシズムの寺山修司●映像詩展2009」。1983年に47歳という若さで急逝した寺山修司さんの27回忌記念として、長編映画、実験映画など25本が3週間にわたって上映されるのです。

一本目は、ツタヤで借りたくてもない、三上博史のデビュー作「草迷宮」。何年も前から見たくてしようがなかったので、ようやく見られて嬉しかったあ。紅顔の美少年の三上博史さんが、裸体をさらし(モザイク入り)、ふんどし姿でもだえたり、色情狂の女性に襲われたりと、あんなこと、こんなこと…。40分と短いが、アヴァンギャルドで見世物小屋的な寺山ワールドがめくるめく。三上さんがまだテレビのトーク番組にも出ていた頃、デビュー作のことを「とにかく、真っ裸で走ってました」と話していたのは覚えていて、ああ、これかあと納得。

次に見た長編映画「書を捨てよ町へ出よう」はTSUTAYAでも借りることはできるが、これはじめっとした暗い映画館で見ないとだめでしょう(シネヌーヴォは、決してじめっとしてません、きれいです)。客席はほぼ満員。リアルタイムで天井桟敷を知ってましたよ風な世代の方から、学生風の若いお嬢さんまで、幅広い。当たり前だが、ごく普通な外観の人ばかりだ。

寺山修司さんの「なんだこれは」といった不思議さ、シュールさに「世の中にはこんな世界があるのか」と大ショックを受けたのは大学1年生のときだ。リアルタイムにその活躍を知らないことが残念で、10代の私には、その幻想的なカルトな映像が、全く訳がわからないけれど魅力的に映ったものです。今思えば、本当の私は、寺山ワールドなんて好きじゃないのに、好きだと思い込んでいただけかもしれない。

しかし、こんなに見るのがつらい映画とは。恐らく、その当時の時代の空気感というものもあるんだろうなあ。2009年、今の若者が見てどう感じるんだろう。ノスタルジー? 「なんだこれ?」挑発的で、決して癒やされないどころか、見終わったあとに頭をかきむしって叫びだしたくなり、そのあと鬱鬱な状態になった。

この映画で、一番私が感動したシーンは、主人公が「この映画はもうすぐ終わる…」といったときですよ。それくらい、お願いだ、早く終わってくれ、と心の中で叫んでいた。
主人公が、「すみません、場内の電気をつけてください」というセリフにあわせて、劇場の電気がつき、「こんな虚構の世界」と主人公がセリフを吐く。そして、ふたたび暗くなるのだ。まるで演劇のような映像。乗り物酔いしそうなほど、画面が左右前後に振られ、懐中電灯を目の前でチカチカさせられたような、目が悪くなりそうな映像が続く。しかも劇場は、冷房があまりきかずに蒸し暑く、悪くなりかけた。ラスト近くに、「ばかやろう」と主人公が叫び続けるのだが、それが私にしては15分くらい思えるほど長く、黒板を指できゅきゅきゅきゅとこするような、不階な音なのだ。そのうえ、最後にサーチライトのような白い映像だけになり、まぶしくて目もあけてられない。目をとじたうえにハンカチで覆い、映画館なのに耳をきつくふさいで「早く終わってくれえ」とギャーっと心で叫んでいた。
高校生らしき人も見に来ていたが、はじめてのデートで、この映画につれてきたら、間違いなく振られる。

癒やしが欲しい世代になった私には、あまりにもつらい映画だった。これを10代のときに見ていたらまた違ったかもしれない。

あ、そうそう、三輪明宏さんの入浴シーンが出てきて、この三輪さんて、セレブアイドルのマリエに似ていると思ったわ。

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2008年11月30日 (日)

リンゴとSLと大根 信濃の国は美しい

Photo Img_2986 今年も「リン平さん」の畑で、リンゴ狩をさせていただいた。毎年、10年近く、心優しいトトロ好きのSさんが計画されて、人手のないりん平さんの畑のリンゴの収穫を、お手伝いしているのだ。今年も、声をかけていただいたので喜んで参加させてもらった私にとっても、ボランティアなんて気負いはなく、むしろリンゴ狩を楽しませてもらっているという感覚。親子連れも参加しているが、子供にとっては、リンゴが木になっているのを見るだけで珍しいんだろう、目を輝かせているし、自分でもいだリンゴをかじって、そのおいしさに歓声をあげている。きゃあきゃあ、言いながらみんなで、8本の木を丸裸にしていく。

Img_2905 Img_2910 今回は、リンゴ狩のほかに、SL見学というおまけ付き。JRの120周年かなんだかで、期間限定でSLが走っていたのだ。畑の側の線路に、見に行くと、鉄っちゃんたちが待機している。私は鉄子でもなんでもないのだが、夢中で写真を撮ってしまった。

おまけの写真。奈良に帰るとき、ワイドビューしなのを待っているホームに、SLが入ってきたので、ものすごい人ごみの中、パチリImg_3010 Img_3011 。大スターだImg_3016

リンゴとSLで楽しい秋の一日を過ごした私たちに、りん平さんから、さらにプレゼント。「畑の大根を持っていっていいよ」って。わあああ。大根引きなんて初めて。希望者は小躍りしながら、大根畑へ。くるくるっとまわして、スポン。大根とったどーーーーーっ。
私は、この葉っぱ付きの大根を持って、電車に5時間かけて奈良まで帰りました。翌日おでんにいれて、ペロリと食べましたとさ。
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写真右は、漫画に出てくる、絵に書いたようなリンゴ。葉っぱつき。

※写真の中の顔は、すべて加工しています

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2008年11月29日 (土)

朝日をあびて善光寺参り 自然とひざまずいたお数珠頂戴

Img_2895_10 11月の23日に、信州豊野でリンゴ狩に出かけた。
前日の深夜に京都発の夜行バスに乗り込み、朝の6時半にJR長野駅に到着。迎えてくれたのは、わわわわわわわ!!!! ままま、松山ケンイチさんだ すごいぞ、こんな大アップで、マツケンがかすかに笑っているぞ。ようこそ長野へ、と言ってくれているようだ(と、そのように私には見えたぞ)。街の風景だから、載せても大丈夫よね…

長野駅前で、朝ごはん難民になる。早朝から営業している定食屋さんや、おいしいモーニングが食べられる喫茶店があったのに、今回、どちらの店もつぶれていた。朝からやっているのは、マクドがミスド。とぼとぼ善光寺まで歩いていくが、見事にどこも開いていない。早朝参拝する人が結構いるのに、お寺の近所にも開いている店はない…、ほかほかのお焼きとか、団子とか食べたかったよお。仕方がないので、きゅるるる、とおなかをすかせながら、善光寺参り。

11_okaidan ★お戒壇巡り
ご本尊の下の、真っ暗な回廊をめぐるというものだが、ちょっと進むと、本当に漆黒の闇で、こわい。写真は入り口。ちょっと歩いては、心底恐怖を感じて慌てて引き返す。親子連れがやってきたので、「後ろをついていっていいですか」と、一緒に歩いてもらった。こんなに暗闇がこわいとは思わなかった。途中に錠前があって、これに触れると極楽にいけるといわれているらしい。私のような強欲なものでも、大丈夫かしらね。

★お数珠頂戴

あまりにも寒いので、お参りもそこそこに、駅前まで帰ろうと境内を歩いていると、運よく「お数珠頂戴」にでくわした。

Img_2890_2 お朝事の前後に、善光寺住職(男性のお貫主さま、もしくは女性のお上人さま)が本堂を往復する際、参道にひざまずいた信徒の頭を数珠で撫でて功徳をお授けになるのが「お数珠頂戴」の儀式。私もかけより、自然とひざまずいて手を合わせて待っていると、ふぁさっと数珠の房が顔に当たりました。
なんともありがたい気持ちになりました。

赤い傘をさされて、朝日を浴びて歩いていかれるお上人さんの行列は、まるで時代劇を見ているかのよう。こんな美しい光景が見られるなんて、寒い中歩いてきてよかったなあ。日本は美しい国だなあ。Img_2888 Img_2889

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2008年11月 3日 (月)

普通の町をぷらり歩くぞ~諏訪ノ森編 水なす山盛り100円!!

仕事で行く機会があったので、堺市の諏訪ノ森をぶらり散歩する。ごくごく普通の街並み散策は、「からほり」よりもおもしろかった。

まずは、長屋再生複合ショップ「Y」(名前は伏せます、写真も載せられません)の中にある、カフェでランチ。スープと、葉っぱと、キッシュ2つと、ドリンクで1000円。カフェめしってこういうもんだとは十二分にわかっているが…、私には、到底納得できるような値段設定ではない。雰囲気代ってことだろう。1000円払ってお茶を飲んでゆっくり時間を過ごす場所代だ。皆、ここに来る人は、それは納得ずくで来るから問題はない。その証拠に、平日の昼間にもかかわらず、近所の奥さん方やカップルで満員だったから。

この手の、古民家の中に、複数のカフェや雑貨店が集まったショップって、どこにでもある…それもそのはず、ここは、からほり倶楽部の代表をしている建設事務所がプロデュースしたところだから。ここが出来てすぐ、私の勤めている会社で取材を申し込んだところ、取材費を要求された。写真撮るなら○万円、話だけなら○万円。結果的には、お金は払わずに取材はさせてもらったが、驚いたなあ

Image335 Image3431 カフェをあとにして、近所を散策。明治時代からありそうな古い趣のあるお屋敷も結構残っていて、見て歩くのは楽しい。きっと相続税が払えなかったんだろうなあ、ここは昔すごいお屋敷跡が、無残にも空き地になっていたりする。

Image334 堺市内の側溝のふたは、かわいい。特にここ諏訪ノ森の住宅地では、各家の前に、このおじさん顔の蓋が居る。ガオー

Image342 Image3411 Image3441 写真左は、駅前で発見した近代建築。公民館だそうだ。
諏訪ノ森駅の難波行き方面の駅舎には、ステキなステンドグラスがある。
この駅はバス停みたいに、上りと下りのホームが、全く違うところにあるの。和歌山行きのホームは無人駅で、このインターホンを通じて、なぜか、50メートルほど離れた上りホームにいる駅員ではなく、遠く離れた羽衣駅の駅員さんとしゃべることになる。

Image3391 Image3361 犬のうんち禁止看板もかわいい。川柳だね。そこへ、一人でお散歩をしている、自由な犬がやってきた。「お一人ですか」と声をかけても無視して、この看板におしっこをひっかけていた。

Image340 今回の散歩の大収穫!!!! さすが泉州地域だ、駅前の八百屋で水なすが投売りされていた。時期はずれだし、傷がついて売り物にならないからだろうけど、や、や、や安すぎる。ざるに、こぼれんばかりのてんこ盛り。100円、200円、350円とあって、数は同じに見えるので、店主に「どう違うの」と質問。すると、おっちゃんは小首をかしげながら「艶?」。なるほど、きっと350円のは今朝収穫されて、200円のは、その前、100円のは、もっと前に収穫されたんだろう。人と待ち合わせをしているにもかかわらず、迷わず購入。手がちぎれそうになる、ぱんぱんに膨れたスーパーの袋をぶらさげて待ち合わせの人と会った。

からほりとか、奈良町のように、観光客は全くいないけれど、街歩きの楽しみは、こんな何でもない住宅地でも、十分に味わえる。むしろ、自分だけの発見があって、おしゃれなカフェや雑貨を見て歩くよりも、私は楽しい

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2008年11月 2日 (日)

第8回からほりまちアート

「からほり」界隈は、本来、おしゃれな町でも、カフェの多い町でもなく、普通の人々が生活する、普通の町だ。

Img_2842_5 Img_2848_3 10月25日・26日、町中をぶらぶら歩いて、そこらじゅう展示されているアート作品を見るという催し「ほりまちアート」が行われた。マップを片手にうろうろするカップルや、カメラをぶらさげたおじさんが、路地を歩いている。

Img_2846 Img_2847_5  Img_2845_9 何でもない路地には、色とりどりの傘が干されていて、見ようによって「これもアートか?洗濯物さえも、見ず知らずの見物客にじろじろ見られている。ネコも、うるさそうに見物客の相手をしている。

空堀商店街界隈長屋再生プロジェクト「通称・からほり倶楽部」により、惣、練、萌という長屋再生複合ショップもあります。
「練」の中にある食べ物屋さんには、金魚が飼われています。Photo Photo_2

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2008年7月23日 (水)

海の日に敢えて山へ行く!~白馬岩岳ゆり園

海の日に、山に行った。オンシーズンに行くのは、もしかしたら6、7年ぶりじゃないかと思う白馬。3連休なのに、岩岳、五竜、どのリフトもゴンドラも全く待ち時間なし。でも、山の上は雲がかかっていて残念。

Img_2209 Img_2222 Img_2228 岩岳のスキー場を利用した百合園は、想像以上によかった。あたり一面ユリのいい香りに満ちていて、食堂で食べた「ユリ根、ユリのつぼみの天婦羅が付いた天ざる」は、意外においしかったわ。入場料・リフト代で1400円、高っって思ったけど、こんなに手塩にかけたきれいなゆりを見ると納得です。Img_2239

岩岳スキー場は、八方なんかに比べると地味な感じがするけど、夏は、ユリ園としてがんばってるんだなあ。映画・銀色のシーズンの舞台になった白馬の中でも、ここ岩岳はロケ地の中心になっていたはずなのだが、もう看板なんかはすべて取り外されていた。

しかし、信州だと涼しいだろうなんて、大変な間違いだった。白馬・安曇野あたりでは34度。安曇野を自転車で回ろうなんて思ったみきぼんは大バカものでした。そんなことしたら、行き倒れますよ。暑いし、日焼けはするし全然避暑じゃないよ…とぶつぶつ思っていたが、奈良に帰ってきたら、やはり奈良の暑さは、比べ物にならない。サウナに閉じ込められて、出してくれ~とドアをドンドンたたいている状態が、8月末まで続く。

しかし、今回思ったのだが、関西から信州へ行くよりも、もしかして北海道のほうが、行きやすいのではないか。大阪・長野は夜行バスで9時間、昼間のバスでも6時間、電車でも5時間くらいかかるとなると、伊丹・新千歳は2時間。飛行機代も、割引や安いパックを使えばそれほどかからない。でも、家族や職場の人への言い訳にはなる。北海道へ行くとなると、たとえ3日でも、長期に休んでます~、みきぼんまたかという感じだが、信州へ1泊だと、あまり夏休みとってますという感じには思われないのではないかな。

それにしても、やっぱり信州は美しい国だなあ。また秋に行きたいな。

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2008年4月13日 (日)

大阪案内の晴れ舞台~ミナミべたべた観光

「夜のディープな大阪を案内してほしい」。東京の知人に頼まれ、町案内の晴れ舞台。
しかし、ディープなって、どんなところに行きたいんだろう。「特に行きたいところもないから、どこでもいい」と言われるのが一番困るのだ…。「みきぼんさんが普段行っているところでいいよ」って、そんなあ、普通、関西地元に住んでいるものは、通天閣とか、くいだおれとか、づぼらやとかには行かないよお。本当にディープなところなんて、私が案内できるわけもないし。飛田新地の鯛よし百番にに行っても喜ばないだろうし…。

Img_1322 Img_1321 よっしゃ、こてこて観光の王道をいったる! と、少ない持ち時間3時間ほどで、新世界とミナミをぶらぶらすることにした。まずは、よく観光雑誌の写真に出てくる、通天閣が目の前にドーンと現れるメーン通りに行く。知人は「わあ、こてこてこて」と喜んでくれたが、う~ん、こてこてというより、べたべたやなあ。新世界に来たのは、10数年ぶりのみきぼんだが、あまりにも観光地化されていてびっくりした。メーン通りを歩いているのは、若いカップルと観光客だけだ。退廃的なムードなんて皆無だ。春場所の最中だったので、関取も飲みに来ていた。づほらやの店がまえは、ふぐづくしのオブジェで、かわいいことこの上ない、キャーキャーいいながら、二人で写真をとりまくる。づぼらや来店記念の顔出し看板もノリで撮影。次は、じゃんじゃん横丁に行く。相変わず、八重勝だけには長蛇の列。350円でおいしいシチュウを出してくれる「いづみ」を探すが、なんと八重勝の支店になっていて二度びっくり。

Img_1326 Img_1323 ミナミでは、法善寺横町の水かけ不動尊に参り、夫婦善哉でぜんざいを食べる。知人にとっては、「へえ、有名なんだ」くらいの感想らしいが、前から食べてみたかった、みきぼんだけが大喜び。こんな機会でもないと、食べられないものね。グリコの看板、くいだおれ太郎やカニの巨大人形が出迎える道頓堀を練り歩き、NGKを見て、この日の観光は終わり。まさに、絵に書いたようなミナミ大阪観光ルート。私は楽しかったけど、知人はどう思ったかなあ。それが、先月3月の話。

さてさて、4月8日、朝刊を見て声をあげて驚いた。「大阪名物くいだおれ閉店」て! もう、会社に行っても大騒ぎで、「閉店までに一度行っておかないと」「でも、今は話題になって、いっぱいやろうしなあ、もうちょっとしてから行こな」と盛り上がった。大阪のローカルテレビでも、連日くいだおれのニュースが飛び交ったが、東京の人にとっては、全く関心がないらしく、何をそんなに大阪の人は騒いでいるのかといった感じらしい。そもそも、「くいだおれ」が、飲食店だということも知られていない。確かに、関西に住んでいる者でも、食べに行ったことがある人は少ないと思う。私も、東京から会社のえらい人がきたことに、大阪っぽいとこで食べましょうということで、くいだおれに行った、その一回しかない。私の周りでも、そんなもんだ。
次回行ったときには、湊町ランチ難民日記で書こうと思う。Pn2008040801000757

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2008年3月16日 (日)

雛めぐり~富田林寺内町

3月8日、9日に、富田林の寺内町で、第二回「雛めぐり」が行われた。

富田林というと、何をイメージしますか? 野球の強いPL学園、PL花火芸術。古い町並みが残った寺内町というのがあり、編集の仕事を始めた15年前の新人のときに、取材に行った。今回、懐かしさもあって、出かけていった。

Img_5751 Img_5744 Img_5761 Img_5758

本屋さんで、売り物の本の中にちょこんと雛人形が乗っていたり、お寺の石段に人形を飾ってあるのは、ほほえましかった。

去年、高取町で胸がしめつけられるほど、感動した、一般の民家の雛人形の展示だが、正直、富田林では、それほどの感動がなかった。家の中まで拝見できるところは少なかったのと、見ごたえのある家は入場料がいったり、商売がらみだったりしたからかなあ。民家の、思い出のある雛人形を飾ってあるところもあるのだが、この日のために、陶芸や人形などの作品を飾る家も多かったからかなあ。Img_5754 Img_5755

遠くには、PL教団の塔がそびえる不思議な光景の中、情緒のある家並みをそぞろ歩くのは楽しい。Img_5734 Img_5740

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